環境や必要なものは下記のとおりです。
- LUVBOOK LB-M100ST
- Plamo-64-0.21-111019
- カーネル3.1.1, 2.6.39.4
どちらも再構築したもの。未確認だがPlamoデフォルトの2.6.39.4でもOKだと思う - 使用するモジュールはカーネル付属のrt2800pci
- rt2860.bin(Ralinkが配布しているファームウェア)
http://www.ralinktech.com/en/04_support/support.php?sn=501からRT3090PCIe用のドライバを取得
まずRalinkのサイトからLinux用のドライバを取得して解凍し、中に含まれるrt2860.binを/lib/firmwareにコピーします。
私が取得したのは2010_1217_RT3090_LinuxSTA_V2.4.0.4_WiFiBTCombo_DPO.zipです。
$ su
パスワード:
# unzip 2010_1217_RT3090_LinuxSTA_V2.4.0.4_WiFiBTCombo_DPO.zip
# cp -i 20101216_RT3090_LinuxSTA_V2.4.0.4_WiFiBTCombo_DPO/common/rt2860.bin /lib/firmware
/etc/wpa_supplicant.confに記述する内容を取得します。
下記のmyessidとパスワードは各々の環境によって違います。
# wpa_passphrase myessid パスワード
network={
ssid="myessid"
#psk="パスワード"
psk=長い文字列
}
/etc/wpa_supplicant.confを記述します。
私はwpa_passphraseで取得した内容を記述しただけです。
myessidとpskは各々の環境によって違います。
# vi /etc/wpa_supplicant.conf
# cat /etc/wpa_supplicant.conf
network={
ssid="myessid"
psk=長い文字列
}
無線LANで使用するインターフェースを確認します。
私の環境はwlan0のようです。
# iwconfig
lo no wireless extensions.
wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:off/any
Mode:Managed Frequency:2.462 GHz Access Point: Not-Associated
Tx-Power=20 dBm
Retry long limit:7 RTS thr:off Fragment thr:off
Encryption key:off
Power Management:off
無線LANを使用できるようにします。最初の
/usr/sbin/iwconfig wlan0 essid "myessid"
は必要ないような気がしますが、私の環境ではこれをしないと使えるようになりませんでした。
myessidは各々の環境によって違います。
# /usr/sbin/iwconfig wlan0 essid "myessid"
# /usr/sbin/wpa_supplicant -Dwext -iwlan0 -c /etc/wpa_supplicant.conf -B
# /usr/sbin/dhclient wlan0
ここまでで、無線LANを使用できるようになりました。
再起動後に有効となるように/etc/rc.d/rc.inet1に上記のコマンド群を記述します。
rc.inet1で記述するのが正しいのか疑問ですがrc.inet1でeth0の設定もしているし、まあ良いかなと。
/etc/rc.d/init.d/wpa_supplicantで設定するのが正しいのかもしれません。
myessidとpskは各々の環境によって違います。
# vi /etc/rc.d/rc.inet1
# tail -n3 /etc/rc.d/rc.inet1
/usr/sbin/iwconfig wlan0 essid "myessid"
/usr/sbin/wpa_supplicant -Dwext -iwlan0 -c /etc/wpa_supplicant.conf -B
/usr/sbin/dhclient wlan0
最後にeth0を使えないようにしておきます。
eth0を使えるようにしておくと、再起動後にLANケーブルが挿さっていなくてもeth0の設定をしようとしてしまい、タイムアウトまで待たされるためです。
これはrc.inet1をいじるのが正しいのかもしれませんが、私はeth0が使用しているモジュール(r8169)を読み込まないようにすることにしました。
rc.inet1の
/sbin/ifconfig eth0 ${IPADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK}
をコメントアウトしてみたのですが、再起動後にやはりeth0を見に行って長時間待たされた為です。
何行も修正するくらいなら、モジュールを読み込まないようにした方が楽かなと…。
他に良い手があるのかなとは思いますが。
/etc/modprobe.confにblacklistの記述をすれば良いようです。
# vi /etc/modprobe.conf
# tail -n1 /etc/modprobe.conf
blacklist r8169
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