参考記事: Linuxファイルマネージャーの比較検討(2/2) [itmedia.co.jp]
Krusader-1.8.0のRPMパッケージを作成しインストールしました。
SPECファイルは先日作成したKCheckGMailのSPECファイルをちょこちょこ修正して作りました。
今回も簡単にSPECファイルを作成することにします。
本来であれば環境変数やマクロを使用したいところです。
けっしてマネしないでください。
SPECファイルのファイルリスト部を記述するため、インストールされるファイルを調べます。
まずはダウンロードしてきたkrusader-1.8.0.tar.gzを展開し、./configure,makeしました。
$ tar xzvf krusader-1.80.0.tar.gz
$ cd krusader-1.80.0
$ ./configure --prefix=/usr
$ make
そして適当な場所にインストールします。
$ make DESTDIR=$PWD/work install
インストールされるファイルを調べます。
$ cd work/
$ find . -type f -o -type l &> ~/tmp/link
~/tmp/linkというファイルには次のようにインストールされるファイルが列挙されます。
./usr/share/apps/konqueror/servicemenus/isoservice.desktop
./usr/share/apps/krusader/midnight_commander.color
〜省略〜
./usr/share/man/man1/krusader.1
〜省略〜
./usr/lib/kde3/kio_iso.la
./usr/lib/kde3/kio_krarc.la
./usr/bin/krusader
全ての行頭に"./"という余計なのがついているため一括で削除し、それをSPECファイルのファイルリスト部に張り付けます。
%files
%defattr(-,root,root)
/usr/share/apps/konqueror/servicemenus/isoservice.desktop
/usr/share/apps/krusader/midnight_commander.color
〜省略〜
/usr/share/man/man1/krusader.1
〜省略〜
/usr/lib/kde3/kio_iso.la
/usr/lib/kde3/kio_krarc.la
/usr/bin/krusader
今回も環境変数やマクロは使わず、インストールされるファイルを全て列挙しました。
このようにSPECファイルを作成するためだけに一度インストール作業まで行っています。
Krusaderくらいの規模のアプリケーションではまだ許容範囲かと思いますが、もっと巨大なアプリケーションではとてもこんなことやってられないです。
何かいい方法があるのでしょうか?
よく分かりません。
さて、SPECファイルが出来上がっためパッケージの作成に移りたいと思います。
$ rpm -ba krusader.spec
ところが、失敗します。
これは、SPECファイルのファイルリスト部に/usr/share/man/man1/krusader.1を記入したのですが、krusader.1ではなくkrusaddr.1.gzに圧縮されているためでした。
Vine Linuxのオンラインマニュアルに次のような記述がありました。
rpm-3.0.5以降では、man ファイルや info ファイルは自動的にgzipで圧縮されます。 %filesにmanやinfoのファイル名を書くときには拡張子.gzをつけるのを忘れないようにしましょう。
krusader.1をkrusader.1.gzに修正したところ、無事にkrusader-1.80.0-ta1.src.rpmとkrusader-1.80.0-ta1.i386.rpmを作成できました。
krusaderのスクリーンショットです。
機能は色々ありそうなのですが、よくわかっていません。
画像ファイルを「右クリック」→「プレビュー」するとプレビューされるのですが。
(2007/8/1追記)
選択したファイルのプレビューは出来ました。
Alt + 下矢印キーを押下すると3画面分割になり、そのひとつを"Preview Panel"にすると、選択している画像をプレビューしました。
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