引きつづき前々回のmake中に実行されたgcc(g++)コマンドのオプションを調べます。
(2) g++ -o p2 main.o -L/usr/lib/qt3/lib -L/usr/X11R6/lib -lkdeui -L/usr/lib/kde3 -lqt-mt -lXext -lX11 -lm
-o:
(1)でも出てきましたが、出力先を指定します。
今回の出力先はp2ということになります。
実行ファイルを作る場合、-oオプションを省略するとa.outというファイルが作成されるようです。
-L:
-Ldirという形式でdirを-lオプションにより検索されるディレクトリのリストに追加します。
-l:
フォントによっては分かりづらいですがL(エル)の小文字です。
マニュアルから抜粋します。
名前が library であるライブラリをリンク時に使用します。
リ ン カは、標準のライブラリ用ディレクトリのリスト中から、実際のファイル名が`liblibrary.a' であるファイルを検索します。リンカはこのファイルを、ファイル名で直接指定した場合と同様に使用します。
検 索するディレクトリには、いくつかの標準システムディレクトリと、`-L' によって指定したディレクトリが含まれます。
このあたりは以下のサイトでも読んで、もう少し勉強したいと思います。
オブジェクト不指向の共用オブジェクト(developerWorks)
とりあえず、以上です。
「KDEプログラミング その5」に続く。
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